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【第2回】カイミジンコ撃退最終手段!水槽リセット大作戦

アクアリウム 水槽リセット

前回のリセットからたった半年。エビちゃん水槽でまたもやトラブル発生、しかも今回はかなりヤバい状態だと判断。前回はまだまだ甘かったと反省し、今度は本当に本気で臨んだ約5日間をドキュメンタリー風(?)にご紹介します。

水槽リセットに至った経緯

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フタが見つからずラップで半分覆って水滴が飛び散るのを防いでました…。

2月に3人のママエビが抱卵し、無事卵がかえったのが3月半ばのこと。チビちゃん達はすくすくと育ち、4月の終わりには多くの子が本水槽にお引越ししていました。やれやれと思っていたんですが、その後急激に気温が上昇し、水の傷みも早くなってきたため、マメに水替えを行っていました。

しかし、6月初めから目に見えて「白いG」ことカイミジンコが目立つように。そのうち何の前触れもなく、一匹のエビちゃんが★に。嫌な予感がしてネットで調べたところ「カイミジンコの爆殖により、水中の酸素が足りなくなり、大人のエビからポツポツと落ちるようになる。水槽崩壊の前兆」という記事を見つけて一気に緊迫した我が家(一人暮らしなんですけど)。

そこでティッシュよりも強く破れにくい紙(自転車のメンテナンス用)で飼育水をこしながらとりあえずプラケースにエビちゃんを退避。植物などは真水で丁寧に洗ってとりあえず水槽をカラにしました。
直接植えてあったブセも引き抜いて、他の水槽からもシダなどを持ってきて、とにかくバクテリア不足を補うためにろ材も投入しています。

本水槽のソイルも崩れ気味…同時リセットを決意

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スリム水槽が手狭になって45cm水槽にサイズアップしてから結構な時間が経っていた本水槽も、だいぶソイルが崩れてきていました。掃除をすると舞い上がる汚れも多く、どうせやるなら一緒にやってしまえ!とばかりに急遽こちらもリセットを決意。お魚はまだいいんですけど、こちらの水槽はまだ大人とは言えない子供エビがたくさん入っているので時間をかけるのはまずいな…と判断。本水槽は短期決戦です。

水槽リセット用のあれこれを購入

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45cmと20cmの2つの水槽を完全リセットするために、まずはお買い物です。

  • プラチナソイル・ノーマルタイプ(8ℓ×1、1ℓ×2)
  • ジクラウォーター(ビーシュリンプ用・500㎖)
  • 水草その前に×5
  • ばくだま(ろ材兼その他用)
  • エアストーン×2

以前はドクターソイルを使っていたんですが、黒いソイルを使用した方がエビの発色がいいので今回はプラチナソイルをチョイス。45cmで6~8ℓとあったので多めに買ったんですけど、結局2つの水槽で8ℓも要らなかった…。粒が大きい方がつぶれにくいかな?とノーマルタイプにしました。
ウチで飼っているのはチェリーシュリンプですが、カルキ抜きはジクラウォーターを。添加剤も込みなので試してみたかったんですよね。

アクアリウム用品で品数が豊富なお店と言えば「charm」さんですね。Amazonや楽天でも多くの商品はcharmさんが販売しています。どこで買っても一定の金額に満たないと送料無料にならないので、生体(魚などの生き物)や水草など、まとまった額を購入する場合は、charmさんの本店(ネット)を利用した方がいいかもしれません。なんと言っても品ぞろえがすごいし、お魚などを購入する場合には保温などもしっかりしてくれるので安心です。私も今回は本店を利用しました。

エビ水槽リセット大作戦開始!

カイミジンコを完全に追い出すためには洗うだけではダメなのは前回学習したので、今回はきっちり行いました!

水槽を丸ごと漂白するのだ!

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ぎりぎりまで水を捨てたらお風呂場に移動して、残りのソイルを全て取り出します。ソイルには最後にパイプごと底面フィルターとウールマットも出してしまいます。ソイルにもマットにもカイミジンコやその卵がいるので全部処分しないといけません。ソイルは勝手に捨てるのはマズイのでとりあえず仮置き用のスチロールケースに入れておきます。一軒家なら庭に捨てることもできますが、今回はカイミジンコもいるのでまずは良く乾燥させて処分は後で考えます。マットはソイルを良く落として燃えるごみとして捨てることにしました。通常であればソイル自体は砂なので、鉢植えなどに使用できます。

余談ですが、前回購入したウールマットはヨレ方がひどかったです。この短い時間でここまでぼろぼろとは…。下でご紹介する商品の方が丈夫でよかったです。

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カルキ抜きのために水が青く染まっています。

空になった水槽は軽く洗った後、漂白剤を入れて消毒します。界面活性剤が入っていると落ちにくいそうなので、できれば衣服などに使う漂白剤がオススメらしいのですが…ウチにあったのは衣料用でも活性剤が入っていました…。生協の製品なんですけど何となく弱そうな気がして、結局は「キッチンハイター」を使いました。衣料用の「ハイター」「ブリーチ」には界面活性剤は入っていないらしいです
フィルターやパイプだけでなく、念のためヒーターも漬け込んで約半日置き、その後は水洗いをして塩素を抜きます。普通のお水に水槽で使用する「カルキ抜き剤」を通常の1.5倍ほど入れて放置!いろいろあって結局3日近くこのままでした。

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そして1日半ほど経った時点での水質検査の結果がこちらです。phは低いもののそれ以外はほぼ問題ない状態になっていました。エビちゃんに塩素は猛毒なのでしっかりカルキ(塩素)を抜いてくださいね!

テトラ (Tetra) テスト 6 in 1 試験紙 水質検査
水に浸けるだけで総硬度・硝酸塩・亜硝酸塩・塩素・炭酸塩・PHの簡易テストができる検査紙です。水槽の立ち上げ時などでマメに検査したい時は、縦に半分に切って使用するのがおすすめw

本水槽のお魚とエビちゃんを一時避難

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購入したものも全て届いたら、朝から行動開始です。まず、以前使っていたスリム水槽に飼育水のきれいな部分を入れていきます。ある程度入ったところで水草や石などもお引越しです。
本水槽は底面フィルターと外掛けフィルターの2つを併用しているので、外掛けフィルターはそのまま移動させます。
そしてお魚とエビちゃんたちを移動させればOKなんですが…。お魚はなかなか捕まらないし、子供エビは数が多い!しかも小さい子は1cmに満たないくらいの子もいるので全員確保するのに結構な時間を要してしまったのでした。
それでもエビちゃんの色抜けもなかったので、この水槽での半日ほどの生活は悪くなかったのかもしれませんね。ベアタンクですけど。

水槽2本を丸洗い♪

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本水槽もエビ水槽同様にソイルとウールマットを捨てる作業をします。本水槽の稼働は2年ぐらいはあると思うんですけどウールマットがかなりしっかりしていたのは意外でしたね。もっとボロボロになっているかと思ってました。ソイルはかなりつぶれて砂状になっていたので、最後は洗面所の排水口の上に大きなウールマットを敷いてそこに流し込むことに。ぎりぎりまでソイルを掻き出していたので作業自体はスムーズに進みました。
こちらが本水槽で使用していたウールマットです。チャームさんだとかなりお安く手に入ります。

寿工芸 コトブキ工芸 ベースマット
60cm水槽の底面全体をカバーできる大きさのマットです。底面フィルターの上に敷く以外にも色々使えて便利です。ハサミで簡単に切れるのと、長く使ってもヨレないのでおすすめ!

最後に2つの水槽や底面フィルターなどの備品をきれいに擦り洗いして完成です。軽く外側の水を拭いて空っぽの状態で元の場所に戻します。
ここまでで午前中の作業は終了。運動不足もたたっていたのか、久しぶりの肉体労働で空腹感がすごい!お腹がびっくりするような音を立ててます…。しかし、買い物にも行かないといけなかったので仕方なく出かけました。面倒なのでお昼はお弁当(カツ丼)です。この値段でしかも美味しいとは…ありがとうOK(オーケー)←スーパーの名前です。

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本水槽リセット完了!

最初に本水槽の方からセッティングしていきます。ウールマットが見えないようにセットするのが美しいんですけど、今回のソイルは初めてだったため敢えて見えるようにしました。今回は気休めですが一応水草についた卵などの処理を行っています(「水草そのまえに」使用)。
セッティングの方法自体は前回のページ(こちら)に記載しているのでここでは細かく書きませんが、簡単に手順を説明するとこうなります。

  1. 水槽に底面フィルターを設置し、ウールマットを乗せる
  2. 上からソイルを3cm以上になるようにまんべんなく敷く
  3. 新しい飼育水を用意し、ソイルがひたひたになるくらいまで水を入れる
  4. 直植えの水草をソイルにレイアウトする。
  5. 新しい飼育水をソイルの上5cm程度になるくらい入れる
  6. 一時避難水槽から飼育水をできるだけ足していく。この時、お魚も移動
  7. 別のプラケース(実際はタッパーですね)に元の飼育水とエビちゃんを入れてエアレーション(ぶくぶく)をかけておく
  8. 外掛けフィルターを移動し、稼働させる
  9. レイアウト用の水草などを全て配置
  10. 新しい飼育水で本水槽を満たし、底面フィルターを稼働
  11. 時間をかけて、点滴法でエビちゃんの水合わせをする

本来ならしっかり水を作ってからエビちゃんを入れるべきなんですが、何せ部屋が狭いので一度にやらざるをえませんでした。ソイルにバクテリアがいないため、コリドラス用の餌を入れてあげたらエビ団子ができてましたね…。その後は特に落ちる子もおらず元気にしています。

エビちゃん水槽も…リセット完了

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こちらもしっかり水作りすべきなのですが、これまたスペースの関係で…。
エビちゃん水槽は完全リセットのため、元の飼育水は一切使えません。底面フィルターをセットして、真ん中より後方に一段高い部分を作っておきます(仕切りは鉢底ネットを使用)。
こちらの水槽はカルキ抜きとして「ジクラウォーター」を使いました。瓶は赤いですが液体は無色です。でも何かが混じっているみたいで、良く振ってから使うようにと書いてありましたね。新しい飼育水で水槽を満たして、底面フィルターを稼働させます。バクテリア剤がない(!)のですが、バクテリアの栄養剤としてエビオドリさんの「ヒュームス」を一緒に入れています。

ジクラウォーター ベニッシモ ビーシュリンプ用 250ml
ろ過能力をUPさせて、脱皮不全を防ぐ成分が入ったカルキ抜きです。

水合わせにはいつもより時間をかけました。水合わせしたエビちゃん側の水は捨ててしまうので、飼育水は多めに用意。無事に水槽に戻せたときは本当にほっとしました。
バクテリアがいないのでご飯は必須。こちらのエビちゃんはエビの餌を食べてくれないので、ご飯は茹でたホウレンソウです。冷凍のものを買ってきて使う分だけ解凍してあげていますが、これが一番食いつきがいいんです。現在かなりポンプの出力を上げているので、ホウレンソウが飛んでいかないように楊枝で固定していますw

水槽リセット後は

本来、水槽の水はきちんと作るべきなんですよね。バクテリアのいない水槽は水がとにかく汚れやすいので、特に水質にうるさい生体を飼う時は大事です。私のようにずぼらなやり方はお魚やエビちゃんにストレスになるので、止めることをおススメします。
突貫でリセットしてしまった我が家では、2~3日に一度水質チェックをして水替えをしています。安定するまではしばらく続ける必要があるでしょうね。まあ、これも自分のせいなので苦にもなりませんが。
ところで、このエビちゃん水槽なんですが、住人は全て女の子です。一緒にすると女の子をどんどん孕ませようとする男がいるので、増えすぎないようにするための手段でもあります。また、なぜかウチの水槽は女の子が生まれないんですよ…。本水槽の子供たちから女の子が出てくることを期待しているんですが…。
男の子がいないことが分かっているのか、女の子たちはのびのびと暮らしています。脱皮をするときも隠れたりしないですねw
これも余談ですが、このリセット大会の翌日、私は全身筋肉痛になりました。中腰の作業も多いので腰も痛いです…。

前回の記事はこちら

カイミジンコ撃退最終手段!水槽リセット大作戦
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