本サイトではアフェリエイト広告を利用しています

導入直後のチェリーシュリンプ抱卵&ハッチアウト!エビ水槽よりお送りします

観察日記

エビ水槽で2度目の導入時になんと抱卵しハッチアウト!卵を抱えている期間が短かったので数は多くなかったものの、チビチビしたエビが(涙)。この子たちが大きくなれるかはこれからですが、日々の管理とチビエビの成長をご紹介します。

シュリンプの購入

7月にチャームさんから購入したエビと貝。いつも梱包がとても丁寧です。

色が好き、という理由で購入したのは「極火エビ」とか「ファイアーレッドチェリーシュリンプ」などと呼ばれる赤いエビです。名前からも分かるとおり、ミナミヌマエビを改良したチェリーシュリンプの一種になります。

チェリーシュリンプはメスの方が色が濃くなりやすいため、特にこの「極火エビ」は購入したらメスばっかりだった…ということが結構あります。アクアリウムショップなどでは個体を選ぶことが可能な場合もありますが、ホームセンターなどに併設されたショップでは選べないことも多いです。

実は今回、2回エビを導入しています。10匹セットで1回目は7月にチャームさんから、2回目は10月にAmazonで購入しました。値段としてはチャームさんの方が安かったですが、残念ながら全部メスでした。チェリーシュリンプはメスの方が発色がいいので、きれいなエビを選ぶとどうしてもメスが多くなってしまうんです。ちなみにチャームさんのまとめ買いではオスメスを選べません。抱卵をしたい場合は「抱卵セット(そんな名前だった)」がおすすめです。

自分の水質の管理が甘かったこともあり、最終的には生き残った数匹を本水槽に入れて、エビ水槽はスネール駆除を行い、万全を期して10月に再度購入。こちらでは「オスも入っています」と書かれていたので期待していましたが、確かに入っていました!チャームさんに負けないくらいしっかりした梱包で安心してお買い物ができます。

これでやっとスタートラインに立てたって感じです。

【AtWell】極火蝦(レッドファイアーシュリンプ) 10匹+1匹補償サービス付き
極火エビの10匹セットに+1匹が付いたものです。水槽内での繁殖を可能とするため、オスも入っているのがポイント!

導入翌日に抱卵!

ちょっとガラス面が汚れていて申し訳ないのですが、導入翌日に抱卵した子を発見!いや~びっくりです。

「オスエビ居ます」は本当でした

我が家には3つの水槽があります。

  1. ベアタンクの本水槽(流木レイアウト)
  2. 粒溶岩石の底面フィルター式のW20×D20×H25cmのエビ水槽
  3. おじいちゃんアカヒレが暮らすミニ水槽

10匹のうち、5匹ずつ1と2の水槽に入ってもらいました。すぐに★になってしまった子が一匹いましたが、残りは元気にツマツマしていました。
で、翌日、じっと水槽をみるとお腹に黄色い卵を抱えた子をエビ水槽で発見!水合わせの最中では見当たらなかったので、水槽に入ってから抱卵したのか、移動中に交尾していたのか…。それが10月10日の出来事でした。

この子は比較的色が薄かったので卵を抱えている状態が良く見えていました。抱卵エビはあまり動かないものだと思っていたのですが(以前、飼っていたエビはあんまり動きませんでした)、この子は意外と歩き回っていました。個体によって異なるのかもしれませんね。

水換えとバクテリアの添加

エビ水槽ではソイルを使用するのが一般的だと思います。ただ、ソイルは使っていれば崩れますし、その後の処分も大変なので、我が家は粒溶岩石を敷いています。ろ過は底面フィルターと外掛けフィルターを接続。まあ、それでも汚れはするんですが。

水量は満水でも10ℓ。砂利や縁まで水を入れないことを考えれば7~8ℓでしょう。基本的には週に1度、1ℓ強の水換えを行います。まだウチに来て間もないので水は点滴法で少しずつ入れています。2秒に1滴ぐらいなのでそんなに時間はかかりません。そして水換えと一緒にバクテリア剤を少量添加します。

ベルテックジャパン Bioスコール 淡水用 500ml
最高級バクテリアを謳う複合微生物配合のバクテリア剤です。お値段は高めですが、サイズもいろいろあるので一度使ってみてはいかがでしょうか?ウチはこれを入れるようになってエビちゃんが★にならなくなりました!

また、脱皮不全を防ぐため、爆殖シュリンプノジュールというミネラルと腐植酸を供給する石(砂の塊といった方が正しいかも)をフィルター内に入れています。こちらは水を含むと溶ける、というか粉が水中に舞うので、私はお茶を小分けにする袋を使っています。

エボリューション 爆殖シュリンプノジュール 700ml
2000万年前の貝化石ノジュールを原料にしたシュリンプ用の水質調整用ストーン。ミネラルと腐植酸を水槽内に供給し、ノジュールの微細空間にバクテリアが繁殖します。200g入りのSサイズもあります。

抱卵からハッチアウト!

抱卵からハッチアウト(エビの卵がかえる状態)まで、おおよそ2~4週間です。ただ、自分の経験からすると3週間くらいという印象があります。

チビエビ誕生!

10/10に抱卵を確認し、目視でチビエビを確認したのが10/26でした。体長は1.5mm程度で、赤みはない状態です。

水温は20~25度でヒーターは付けていませんが、外掛けフィルターを使っていたため水温は高め。しかし、2週間ちょっとでハッチアウトするとは思っておらず、ママエビが脱皮したのを見て「今回はダメだったか…」と思っていたので本当に感激しました。写真で見ても分かるとおり、本当に小さいんです。ほとんど「ウォーリーを探せ」状態w

数日でみるみる増える!

こちらが10/30の水槽です。1.5~2mm程度に育ってきたことで、意外とたくさんハッチアウトしていたことが分かりました。
水槽の壁が汚いのはこれがチビちゃんたちのご飯になるからです。きちんと掃除をするのは全面だけにしておきました。

この頃になると抱卵する子が本水槽でもエビ水槽でも出てきて、その子たちは全てエビ水槽にお引越しです。バクテリア不足を防ぐため、エビ水槽から本水槽に行ってもらった子もいます。

バクテリアはエビのご飯になるので、水槽がきれいすぎないように注意していました。ひとつ上の四角いモスベースは本来ならモスを巻きつけるんですが、今回はアクアリウム用の接着剤で5mmほどのモスを一本一本接着させています。これ、結構大変な仕事でした…。でも、モスなどの茂みはバクテリアが住みやすいのでこういうものは入れておいた方がいいと思います。

エビのオスとメスの見分け方

エビが抱卵するためにはオスとメスがいることが大前提です。色がきれいなエビばかりを選ぶとメスばっかりということになるので気を付けてください。

雌エビの特徴

メスのエビはオスエビに比べるとお腹の部分がふっくらと丸くなっています。これは卵を抱えるためです。ただ、メスでも一度も抱卵したことがないエビは、見て分かるほど丸くないこともあります。また、ある程度成熟したメスは背の部分に発達した卵巣が見えるようになります。ただ、こちらも体が不透明な極火エビやビーシュリンプは卵巣が見えないことも多いので、気が付いたら抱卵していたという場合は少なくないようです。

ほかにはヒゲの長さが異なるといった違いがありますが、ここでいうひげは鼻の先にある上を向いたヒゲ(触覚)をさします。横向きの長いひげではないことに注意です!実はエビのヒゲ(実際はヒゲではないんですが…)は何本もあるので、ヒゲだけで見分けるのは難しいかもしれないです(少なくとも小さな個体では私は見分けられません!)。

全体で見るとオスよりメスの方が大きいようです。

雄エビの特徴

オスのエビはお腹が真っ直ぐで全体的にシャープな体つきをしています。メスに比べて小ぶりで色が濃いものは少ないと言われています。写真のエビは比較的きれいな個体ですが、極火エビというほどは色は濃くありません。光が反射しているのはおそらく脱皮後間もないからだと思います。

オスのヒゲ(触覚)はメスより長くなっています。これは卵巣が発達したメスを探すためです。エビの体は硬いので、オスはメスが脱皮したタイミングを狙って交尾します。脱皮直後はまだ体が柔らかく、しばらくは動けません。動けないところを狙うなんてちょっと卑怯だなと思わないではないですが…。

エビの繁殖が上手く行かない原因は?

エビが抱卵しなかったり、脱卵したりする時は以下のようなことがないか確認してみてください。

オスがいない

これは意外と良くあります。先ほども言ったように、色のついたエビはメスの方が発色が良いので、きれいな子ばかり買うとメスばっかりという場合が少なくありません。まとめ買いの場合は雌雄を選ぶことができないので、①オスが必ずいるセットを選ぶ②アクアリウムショップで店員さんに相談し選んでもらうのどちらかがいいと思います。なお、ホームセンターなどのアクアリウムショップだと選べない場合が多いので注意してくださいね。

オスが多い

オスが多すぎると、メスは警戒して隠れてしまうのでなかなか抱卵しないことがあります。割合でいうとオス1匹に対してメス3~4匹ぐらいが目安です。

メスは卵巣が発達するとフェロモンを出すようになります。そして脱皮すると一斉にオスがメスに群がるので、場合によってはオスにもみくちゃにされてメスが★になってしまうこともあるのです。全体数が多くない場合はオスの割合に注意しましょう。

エサが足りない

ご飯をしっかり食べていないと環境が整っていてもなかなか抱卵しません。エビはコケだけでなく、魚の死骸や魚用のエサなども食べます。エビ用のフードもいろいろと売られているので適度に与えてみるといいでしょう。エビによって食いつきがいいものとそうでないものがあるので、いくつか種類を揃えておくといいかもしれません。

なお、エビの食べ残しは水を汚す原因になるので、何日も放置したりしないように気を付けてくださいね。

水質が悪化している

エビにも暮らしやすい水質というものがあります。水が合わない、極度に汚れているといった場合には抱卵どころではなく★になってしまう危険性があります。
もし、水槽の中で全てのエビが動かずにじっとしている場合は急いで水換えをしてあげてください

抱卵しても卵を捨ててしまう

抱卵した卵を捨ててしまうことを「脱卵(だつらん)」と言います。原因がある場合とない場合(体質的なもの)がありますが、自分の身に危険を感じる時に起こりやすいと言われています。

写真のエビママは卵がお腹からぶら下がっています。このまま動き回ると何かに引っかかって卵が落ちてしまいます。場合によっては自分で卵を振り落とす子もいます。
このママは2日後には卵を持っていませんでした。この子は水槽の中でも古株で、もう結構いいお年なので抱卵し続けるのが大変だったのかもしれません。

ちなみに、卵が枝豆のようなグリーンをしていますが、これは光のせいではなく本当に緑色なんです。エビの卵は黄色が多いですが、中にはこのようにグリーンの卵を産む子もいます。でも生まれてきたエビに違いはない、と思います。

ちょっと周囲が汚くて申し訳ないのですが、こちらは本水槽で落とされた卵です。本水槽は魚もいますので厳しかったかな?と思ったのですが、その後掃除をした時、オスの数が多いことに気が付きました。抱卵したらすぐにエビ水槽に移すようにしていましたが、間に合わなかったようです。

チビエビちゃんの成長が楽しみです!

11/4現在、大きい子は2mm程度まで成長し、色も赤くなってきました。自分でエサを食べに行ったり、水草の上を跳ねたりしていて本当に可愛いです!

エビをもし飼いたいという方は30cmくらいの水槽で始めるのが無難です。水の量が少なければ少ないほど水温や水質が変化しやすいからです。また、エビと魚を混泳(一緒の水槽で飼うこと)させる時は相性を確認してください。エビを好物とする魚もいますし、稚エビは絶好のエサとなってしまいます。
できればエビだけがいる水槽がおススメです。

「大好き!アクアリウム」トップへ ▶

Verified by MonsterInsights
タイトルとURLをコピーしました