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カイミジンコ撃退最終手段!水槽リセット大作戦

アクアリウム 水槽リセット

水槽は一度立ち上げをすると、何かない限りはそのままアクアリウムを楽しむものです。でも、その何かが起きちゃったんです!毎日イライラするよりも、え~いやっちゃえ!と唐突にリセットを行いました。リセットとは水槽の中身を全部出して、一から立ち上げなおすこと。とにかく早くやらなくちゃという危機感に突き動かされた二日間のお話です。(上の写真がリセット後の水槽の様子です)

原因は・・・あの白いヤツ

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7月時点のエビ水槽の様子

エビ水槽はその名のとおり、エビのための水槽です。エビは簡単に繁殖が可能なので稚エビが生まれた時に魚がいるとみ~んな食べられちゃうんです。もちろん、大人のエビを食べる魚もいるので大体はエビだけを飼っていることが多いです。

エビは種類にも寄りますが、うちのチェリーシュリンプは水草に付いたコケやソイルの微生物を食べて生きています。つまり、魚がいれば食べてくれたかもしれない「居て欲しくないもの」が我が物顔で住みつくんですよ・・・。スネールぐらいなら我慢しますが、どうしても我慢できないヤツが。人間でいえば「黒いG」みたいなものです。

そやつの名前は「カイミジンコ」。ミジンコと付いていますが全くの別物で、大きさは0.5~1㎜ぐらい。二枚貝のような形をしていてソイルに潜ったり、石やモスに貼りついたりしてモゾモゾしているんですよ。魚がいれば食べることもありますが、エビは食べないので増えるばっかりなんです。しかも現在、卵を抱えたエビちゃんがいて、この機会を逃すと掃除の際に生まれたチビエビちゃんまで吸い込んでしまうのでリセットに踏み切った、という訳です。

材料注文と水槽の大掃除inお風呂

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最初にやったのはウールマットとソイルの購入です。ソイルはいつも使っているドクターソイル。底面フィルター用のソイルなので安心して使えます。あんまり硬さはないんですけどエビ水槽の基本は底面フィルターですからね。

ソイルの色は大きく分けて黒と茶色があります。こちらは茶色ですが、エビを飼うなら黒い方が映えるんじゃないかなと思います。

前日にAmazonで購入し、翌日の午前中に届けてもらいました。プライムはこういう時便利ですね。

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超多孔質でろ過性能の高い、底面フィルター用のソイルです。800gから8㎏入りまでサイズが豊富で使いやすい!

次に、まず水草を飼育水の入ったバケツに移し、エビちゃんたちは薄くソイルを敷いたサテライトに石などと一緒に入ってもらい、本水槽に引っ掛けて一時退避。この時、サテライトの水の出口にカバーを付けなかったので、一晩で半分以上が本水槽に移住してしまいました・・・。まあ、確かにちょっと狭いなとは思いましたけどね。

で、私は砂を捨てるボックスに全てを投げ込み、きれいになったところで水槽一式を抱えてお風呂でゴシゴシと(笑)。やっぱり寒いですからね。もちろん石鹸などは使いません。底面フィルター一式とヒーターももちろんゴシゴシ。メラミンスポンジと水槽用のパイプブラシでひたすら擦ります。最後に熱めのお湯で流して完成です。

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左のお茶浴、捨ててなかった・・・

全部揃ったら立ち上げ開始!

水槽を洗い、材料もそろったら早速立ち上げ開始です!

底面フィルターの準備

最初に底面フィルターをどう設置するか考えます。このサイズだとどうやってもパイプは見えるので、今回はなるべく真ん中にパイプが来るようにセットすることに。これなら止水域ができにくいので、ソイルの上に居るエビちゃんたちにも安心じゃないかな。

フィルターはジェックス製ですが、そのままソイルを乗せるとどんどん下に落ちてしまうので、ソイルを使う場合はウールマットなどを敷くのが一般的です。今回購入したものは2cmも厚みがあったので半分に割いて使用しています。

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部屋が汚いのがバレバレですみません。
位置を決めたらウールマットに底面フィルターのパイプが通るように穴をあけます。ウールマットは2センチほどフィルターより大きめにカットして準備OKです。

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次にセットした底面フィルターをセットします。こちらは水槽を上から見たところです。フィルターがきちんと隠れるようにマットを乗せてください。端が少し浮いていてもソイルを乗せると重みで下がるので心配いりません。この水槽は前が曲げガラスになっているので手前(写真でいうと下側)はちょっと空いてます。

配置を考えソイルを入れる

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通常、ソイルを入れる時は奥を高くすると奥行きが出ていいと言われています。でも、結構平らになっちゃうんですよね。そこで今回は後ろの1/3ほどを高くするために段差を作ることにしました。溶岩石(植物が活着しているのと同じ石です)を1cmの厚さにスライスしたものが売られていて、それが残っていたのでそちらを使用。砂を入れる前に位置と並べ方をあらかじめ決めておきます。石は砂の上に置くとソイルの重さに耐えきれずどんどんずれてしまうので、ウールマットの上に直接置く方がいいんですよね。今回は最初に少量のソイルを入れて、スライス溶岩石を両側から支えて、固定した後ソイルを入れました。

ソイルはウールマットの上に3cmぐらいの厚みになるように敷いてください。もちろん後ろの段差の部分はもっと厚くなります。底面フィルターはいわゆるブクブクをパイプに差し込んで水を循環させるので、パイプのまわりが一番吸い込む力が強くなります。今回は5~6cmになっていますが、もっと厚くする場合にはソイルの代わりにリングろ材などを下に敷いてからソイルをかけるのもいいですね。

ここが大切、水を入れる

最後に水(飼育水)を入れます。今回は立ち上げなので冷たいお水で大丈夫です。カルキ抜きとPHの調整剤を入れた水を用意し、ラップを用意します。
一般のソイルは特に記載がない場合、水は弱酸性に傾きます。エビは中性ぐらいがいいので調整剤を入れた方がいいでしょう。自信がない場合は試薬などを使って確認すると安心ですよ。で、ラップは何に使うかというと、水を入れる時にお水が濁らないようにするためです。底面フィルターは濁りが取れるのが早いと言われていますが、ひと手間かけると最初から水は濁りません。

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このレイアウトは段差があるので、先に水没する低い部分にラップを敷きます(左)。そしてラップの上に水を注いでいきます(右)。なるべくラップの中央にお茶を注ぐようにして水を入れてください。ソイルが水流で舞わないようにするのがポイントです。
この水槽は約8ℓ水が入るので、私はキャンプ用のポリタンクに水を用意し、100均の麦茶などを入れるポットで飼育水を作って注いでいます。小さいものならこれくらいで十分です。

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こちらがソイルの上、約5cmくらい水を入れた状態です。どうですか?全く濁っていませんよね。水位と一緒にラップは浮いてきますが、適宜広げて、同じようにラップの中央に水を入れていきます。こうすると最後まで水が濁らないまま水槽に水を入れることができますので、初めてソイルを扱うという方は試してみてくださいね。

水草を処理し、ヒーターを入れて空回しをする

水草や石にはスネールやカイミジンコの卵などが付着している可能性が高いです。特に今回のようにリセットする場合や、人からもらってきた水草には注意が必要です。こういったものを除去するために「水草その前に…」などを使用して余計なものは落としてください。石にも使えますが、石に住み着いているバクテリアも殺してしまうのでその辺はご注意ください。

次にパイプにブクブクを指して水を循環させます。この時、ヒーターもセットしておきます。早く立ち上げるには①飼育水を1/3程度混ぜる、②バクテリア剤を入れるといった方法があるのですが・・・今回は余計なものの混入が怖くどちらもやらないままエビちゃんたちを入れる羽目になりました。すっかりその存在を忘れていたというのが正しいですね。急いでエビ用の添加剤を購入し、明日届く予定です・・・間抜けすぎる。

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何だかさっぱりしてしまいましたね・・・。なんといってもエビちゃんが減ってしまったのが大きいです。手前のドーナツのようなものはcharmさんというお店のオリジナルリングろ材です。直径が2~2.5cmあるのでろ材というより飾りに使われることの方が多いでしょう。今回はこのリングろ材にモスファンというモスの一種を付けて沈めてみました。エビはあまり高温にする必要がないので小さなヒーターで十分だと思います。

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小型水槽用の小さなヒーター。全体が水に浸かっていれば縦にも横にも設置できて便利。環境によっては水温がそれほど上がらないこともあるけれど、空焚きの心配がないのとすぐ温度が上がるので安心して使えます。

後日談

なんと!半年後に再びエビちゃん水槽が崩壊の危機に!
この時よりもさらに強力なリセットを行いました。続きはこちらから!

【第2回】カイミジンコ撃退最終手段!水槽リセット大作戦
前回のリセットからたった半年。エビちゃん水槽でまたもやトラブル発生、しかも今回はかなりヤバい状態だと判断。前回はまだまだ甘かったと反省し、今度は本当に本気で臨んだ約5日間をドキュメンタリー風(?)にご紹介します。 水槽リセットに至った経緯 ...

エビにはエビの添加剤

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チビエビちゃんの餌はバクテリア。でもこの水槽には居ないんですよね。それにエビは脱皮を繰り返すのでミネラルなどが不足すると脱皮不全を起こしてあっという間に数が減ってしまうんです。なので今回購入したのはこちら。自分で添加剤やソイルも作ってしまったアクアリウム系YouTuber&ブリーダーのエビオドリさんの「カムジー」と「ヒュームス」です。これを入れると稚エビの生存率がぐんとアップするので良かった使ってみてください。今回も入れて間もなく、エビちゃんたちの動きが活発になりました!パッケージが手作り感満載なのがポイントです(笑)。ちびエビちゃんたちもすくすく育ってます!

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