コロナの影響で結婚したいという男女は増えているようです。なぜそう言えるのかというと、私がここしばらく「婚活」をテーマにコラムを書いていて、いろいろな資料を読む機会が多いからなんですよね。アプリで気軽に始める人、お見合いパーティに行く人などいろんな人がいますが、結婚相談所はかなり思い切らないと行けないような気がしてしまうのは私だけでしょうか。
というわけで、今回はコラムを書かせてもらっている東京・青山の「サンセリテ青山」を実際に取材させていただきました。結婚相談所は高いし、どんなところか分からないから・・・と思っている方がいたら参考にしていただければと思います。(2020年11月現在)
場所は表参道駅よりすぐ・・・のはず

「サンセリテ青山」は全国に支店があるような大手ではありません。店舗は青山のみ、しかも表参道から少し奥まった場所にあるので、この辺りの地理に明るくない(しかも少々方向音痴な)私はスマホのガイドを頼りにするしかないという情けない状態。無事にたどり着いたときは本当に安心しました。距離的には大したことないのですが・・・。
ご覧のように小さな看板が出ているだけなので見落とさなくて良かったです。
実際の店舗は地下にありますので、正面の店舗の入口の右側にある階段を下りていきます。ここからも分かりますが、地下とはいえ壁はガラスになっていますから中は思ったよりも明るくなっています。

受付に電話があるので受話器を上げると取り次いでくれます。
「サンセリテ青山」は完全予約制なので、名前を告げればすぐに迎えに来てくれます。

中は思ったよりもゆったり

店舗の中は思った以上に天井が高く、圧迫感はありません。壁はコンクリート打ちっぱなしというシンプルな造りになっています。
こちらはカウンセラーとの面談やお見合いに使用されるブースです。ブースは全部で3つしかなく、一つ一つがかなりゆったりした広さになっています。パーテーションやコンセント部分に飾りがついていたりして、ちょっと個室っぽい雰囲気でした。椅子にかかっているのは女性用のひざ掛けです。現在はコロナの感染予防のため中央に透明なパーテーションが置いてありました。
基本的に3つのブースは同じようなイメージです。もっとすごいところかと思いましたが意外と普通でした。圧迫感がないようにあえて普通にしているのかもしれません。


こちらは店舗の奥にあるスペースです。左は面談やお見合いを待っていただくための待機場所、右はコロナのために外に出ていけない会員の方とオンライン相談をするためのブースです。
結婚相談所ってどんなところか聞いてみた

今回は取材だったので「サンセリテ青山」のマネージャーと広報担当のお二人が対応してくれました。さすがに私にもカウンセリングしてくださいとは言えませんから(笑)、根掘り葉掘り聞いてきました。
男性会員の平均年収が1,400万円ってホントですか???
超庶民なのでまず聞いてしまったのですが、これは本当です。「サンセリテ青山」は男性会員に年収制限があり、700万以下の場合は入会できないとか。3千万を超える人も少なくないそうで、聞いているだけで世界が違うと実感しました・・・。
ちなみに国税庁の「令和元年分民間給与実態統計調査結果について」によると男性の平均年収は540万円です。また、厚生労の『令和元年賃金構造基本統計調査』によれば給与所得者で年収が1千万円以上は7.7%、2千500万円以上はぐっと減って0.5%となっています。
ちなみに、男性の入会の年齢制限は25歳以上59歳未満です。
男性会員の職業はやっぱりお医者さんとかでしょうか?
医者・弁護士などの他、大学教授や公務員、会社員などいろいろな職業の方がいるそうです。以前は会社員ってそんなにお給料高かったっけ?と思ったのですが、実際に年収が1~2千万円の会社員というのは結構いるんですよね。自分で調べていて無知を反省しました・・・。
年収による制限がありますが、医師免許を持っている研修医の人はOKだそうです。
女性会員もすごい人が多いんですか?
意外にもOLさんなど普通の方が多いそうです。ただし女性にも年齢制限(20歳以上43歳未満)があるので43歳以上の方は入会できません。それ以外の入会資格は「短大卒以上」「喫煙者でない、もしくは結婚を機にやめる意思がある」「真剣に結婚を考えている」の3つだけだそうで、確かに普通の方でも問題なさそうですね。
しかし「喫煙者でない、もしくは結婚を機にやめる意思がある」のが入会資格というのはちょっと意外です。これは男性にも適用されているので「俺は絶対にたばこを止めないぞ」という人はダメなんですね。
会員ってどのくらいいるんですか?

時期によって多少の上下はあるそうですが約350人くらい、男女比は半々です。「サンセリテ青山」ではコンピューターでのマッチングをしていないそうなので(!)あまり増えすぎると対応できなくなってしまうんだそうです。これにはちょっとビックリしました。
カウンセラーは何名ぐらいいるんですか?
実際に会員のお世話をしている方は現在5名です。皆さん、会員のプロフィールを頭に叩き込んで、経験をもとにマッチングをしているんだとか。
結婚相談所と言っても、会員のデータをコンピューターでマッチングさせる「データマッチング型」と、昔からのお見合いのように人の経験をもとにマッチングを行う「お見合い型」があります。データマッチング型は婚活アプリと同じで条件を入力してマッチングを行うため、例えば35歳までと指定すると36歳の人は当然はじかれます。でも36歳でも35歳より若く見える人もいますし、相性がよさそうな人がいれば紹介したいという理由で「サンセリテ青山」ではコンピューターでのマッチングは行っていないんだそうです。
ご紹介ってどういう風にするんですか?

コンピューターの画面ではなく、なんと写真のように「紙」のデータを渡して会員の方にご提案するんだそうです!他でもみんなそうなんですか?と聞いたら「多分違うと思いますよ」という答えが。確かにマッチングを手で行っている訳ですからそうなるのか・・・とは思いますが、かなり意外でした。でもデータでない分、流出したりする可能性は低いのでその点は安心かもしれませんね。
カウンセリングは1回に付き1~2時間程度かけてじっくりお話をするそうです。それだけ時間を取るなら予約制なのは仕方ないですね。ブースも3つしかないですし。
結婚相談所の中でお見合いするんですか!?
お見合いといえばホテルのラウンジというイメージだったんですが、「サンセリテ青山」ではまさにこのテーブルでお見合いができるとのこと。表参道まですぐですから、気が合えばそのままデートにも行けちゃいますよね。
もちろん、お相手が自分の条件にあっていない時は、カウンセラーさんからお断りをしてくれるのでその点はとても安心です。
結婚相談所の費用はまちまち・・・

結婚相談所はなぜ高いのか?というコラムを書いたことがあります。気になる方は下の公式サイトのコラムのコーナーを読んでいただければと思うのですが(ちゃっかり宣伝)、これが本当にまちまちなんですよね。ただ言えることは婚活アプリや婚活サイトより結婚相談所は確実に高いです。それと「データマッチング型」と「お見合い型」では「お見合い型」の方が料金は高めの傾向があります。
相談所によって成婚料が要らない場合があったりと本当に様々なので、検討している方は何にいくらかかるのかきちんと確認したうえで利用することをおすすめします。
ちなみに一番びっくりしたのは、何をもって「成婚」とするのかが相談所によって全然違うことです。婚約して退会する時に払うものかと思っていたのですが、お付き合いした時点、お付き合いから3か月たった時点等という場合もあり、良く確認する必要があります。実際、消費者センターなどの結婚相談所関係の問い合わせで一番多いのはこの「成婚料」に関するものだそうです。
「サンセリテ青山」基本情報
「サンセリテ青山」は高収入の男性専門の結婚相談所です。そのため男性は入会金や月会費などはかかりません。ただしお見合いのアレンジ費用と成婚料がかかります。
一方女性は入会費とスタートアップ費用というものがかかるほか、月会費も必要ですが、成婚料は不要です。
スタートアップ費用って何だろうと思ったら、お見合い用の写真をスタジオで撮る費用(ヘアメイク込み)とスパの1回分の利用料だそうです。

通常は女性のためのメイクやマナーの講座が開かれたり、ホテルでの婚活パーティが行われたりするようですが、こういう時期なのでどうなんでしょうか。その辺のところは・・・すみません、聞いてませんでした。今度聞いておきます・・・。気になった方は公式サイトから資料請求してみてください。
それと、良かったらコラムも読んでみてくださいね!私だけが書いている訳ではないので、どれが私のか分からないかもしれませんが・・・(一番言いたかったのはこれかも)。