皆さんはゲームマーケットってご存じでしょうか?年に2回ほど開かれている「アナログゲームの祭典」に友人と参加しました!当日の様子と準備についてもご紹介します。
ゲームマーケットって?

ゲームマーケットって何?
ゲームマーケットとは、ボードゲームやカードゲームなどのアナログゲームを作成・販売するイベントです。テレビゲームやスマホゲームも楽しいけれど、リアルでわいわい楽しむことができるのがアナログゲームのいいところでしょう。
ゲームマーケット出店のきっかけ
私はフリーランスが集まって無駄を極める「無駄団」というサークルに入っているのですが、実はこの無駄団の人たちは意外とみんなアナログゲーム好きなんですよね。で、自分でゲームを作って参加したいという友達に誘われて、今回初めてこのゲームマーケット(ゲムマ)に出店!することになりました。
とはいえ、私はゲームは作れないので、手続きなどの裏方を担当しています。
出店ブース名はこちら
私たちのサークルは名前が長いんですが「駄々っ子も夢中になる(はずの)ゲームショップ」といいます。マークのデザインは私ですが、ちょっとレトロなブリキのおもちゃカラーを使ってみました。ド派手になってしまったんですが、みんなが「目立っていい」と言ってくれたので良しとしましたw
公式のサークルホームページはこちらになります。

参加する「ゲームマーケット2023秋」の開催は12月9日(土)と10日(日)の2日間。場所はイベントといえばおなじみの東京ビッグサイトです。私たちが参加したのは土曜日だけ、卓は「半卓」と呼ばれる小さいお店が並んでいる場所になります。

出品するゲームはこちら!

私たちのブースで販売するゲームはこちらになります。なかなか可愛いパッケージでmolliさんのセンスの良さに歓声が上がりました。写真の下手さは私がセンスがないからです…。
作成者はmolliさんの製作過程などはnoteにありますのでぜひ読んでみてくださいね!
カードゲーム「622 ムフフ-Mufufu-」

まずこちらの可愛らしいイラストのカードゲームは622と書いてムフフといいます。4枚のカードを足したり引いたり、時にはかけたり割ったりしながら622を作るというもの。掛け算・割り算ができればお子さんとも楽しめます(対象年齢10歳~)。
もっとひねりを加えれば、例えば√4(ルート4)=2なので4のカードを2として計算することもできます。私は数字はあんまり強くないので揃っててもうっかり見逃しそう…。
通常価格 1,300円(税込)
遊び方などはこちらからチェック!

ポストカードゲーム「 HOTDOG~Put the Sausage!~」

こちらはゲムチャレという企画のゲームです。
今回のお題は「ポストカード」。こちらのゲームはポストカードとして送ることが可能になっています。
写真のように折り、鉛筆を指ではじいて上手にホットドッグを作るというとっても簡単なゲームとなっています。やってみると意外と難しいので、ぜひ皆さんで遊んでみてくださいね!
通常価格 180円(税込)

こちらのゲームは現在オンラインでも購入できます。オンラインサイトでの購入には、サイトにより手数料や送料がかかる場合がありますので確認の上ご購入下さい。
★創作物の総合マーケット「BOOTH」で購入!(12/10より期間限定販売)
高橋晋平さんも参加!試遊会で最終チェック

11/17には今回のイベントに参加するフリーランス仲間がゲームを持ちより試遊会を行いました。当日は無限プチプチなどでも知られるおもちゃクリエイターの高橋晋平さんも参加して下さり、実際に遊びながらゲームについてコメントなどもいただけるとのことで大盛況!
写真は4人で622を行っている様子です。4人だとちょっとカードが少なくなりますが、しっかり楽しんでいただけました。晋平さん曰く「すごく頭を使うゲームだよね~」とのこと。勝負は理系出身の晋平さんの勝利で終わりました。

こちらは「あげあげ唐揚げ」というゲームの説明をするスイタ氏のテーブル。スイタ氏もゲームクリエイターとして活動していて、作成したゲーム「ソノトキボクハ」は英語版もあります。今回のゲムマにも参加していますので要チェック!
ドキュメント「ゲムマ2023秋」

家からビッグサイトまで1時間ほどなのですが、前日準備をしている時に「出店確認カード」がないことに大慌て!調べたらこの確認カードだけは受付でもらえるとのことで早めに出発!
9時ころに到着したところ、ビッグサイトの真後ろから朝日が昇っているところでした。
なお、この日はゲムマの真上でONE PIECEのイベントも行っていて、凄い列が出来てました。
molliさんと二人で設営準備

こちらが設営準備中の当ブース。お隣は同じサークルから出店している「無駄を極めたゲーム屋さん」です。
みんな出店は初めてなので、何をどうすればいいかとわちゃわちゃしていました。ちなみにこちらのショップマークと622の紙製のひな壇什器は私が作成していますw

自由にチラシを置ける台のほか、新作ゲームを手に取ってみることができるコーナーもあります。うちも商品を置かせてもらいましたが、チラシを持ってお買い物に来てくれた人がいたことにとても感激しました!
開場のアナウンスに拍手が!?
開始は11時が先行入場、一般は12時からとなっています。11時と12時にはそれぞれアナウンスが流れるんですが、このアナウンスが何というか…妙にハイテンションなんですよね(笑)。
11時からくる人はお目当ての商品があり、予約済みだったりとにかく早く手に入れたいという人ばかり。わき目も振らず目的のブースを回って着々とお買い物をしていきます。その熱心さにちょっとびっくり!
売り子は大変

私は以前、広報として企業のブースの出店担当をしていましたがしょせんは裏方。どうやって売ればいいのか本当に手探りで、最初に売れた時はみんなで手を叩いて喜び合ってしまいました。
同時に、こういったイベントでは戦略や見せ方などにコツがあることも学び、molliさんと二人でこうやったらいいんじゃないか等々いろいろなアイディアを出し合うことも。
「物を売る」というのは大変なことなんだなぁとしみじみ思った一日でした。
営業トークは難しい!
試遊ができない小さな卓だったので、遊び方を説明する場面もしばしば。
営業トークは初めてだったのでしどろもどろです。
パッと見でどんなゲームか分からないのは致命的ともいえます。

そこで急遽作成したのがこちらのボードです。
622は4枚のカードに書かれた数字を計算して遊ぶゲームなので、見てどんなものかが分かるようにしました。
これは意外と分かりやすかったようで、説明を聞いてくれる人もちょっと増えたかな?という感じ。
「パッと見て分かりやすい」「一言で分かるキャッチコピー」がいかに大切かよくわかりました。
なんとTBSから取材を受けました!

今回、ゲムマ限定で販売していた「ハリセンキャッチ」というゲームなんですが、私たちが実演販売していたのを見て「取材させてほしい」と言ってきた人たちがいました。
何かな~なんて思ってたんですが、なんとTBSテレビの「有吉ジャポンⅡ」!
製作者のmolliさんが実演しながら制作秘話や実技を披露しました。実際に使用されるかどうかは分からないんですが、放送されるとしたら2月ごろだそうな。
使用許可の書類にmolliさんがサインしていましたが、隣にいた私にも一応サインを求められました(笑)。
仲間がいる、仲間と楽しむ、それが最高!

大変な思いもしましたが、それでも他にもブースを出している知り合いがいたり、わざわざ足を運んでくれた友達もいて、実に有意義なイベントとなりました。
また、晋平さんがSNSで拡散してくれたり、何かの審査員を一緒にしていたという方に声をかけてくださって実際に購入してくださったりしたのがとても嬉しかったです!
個人的に感じたこと
◆前宣伝が大事
スイタ氏の「あげあげ唐揚げ」はユーチューバーが遊んでくれるというゲームに取り上げられたということで非常に人気でした。他にも事前にあった様々な試遊会に出席しまくり事前に宣伝して予約を取ったというお話も聞きました。できる範囲でしっかりと宣伝することは本当に大事ですね。
◆デザインも重要
パッと見て目を引くデザインも非常に目を引く要因になります。現場で足を止めてもらうには「おや?」「これは何だろう?」と思ってもらうデザインは必須!ジャケ買いという言葉があるのが良く分かります。
◆お客さんとのコミュニケーション必須
すぐふたつ先で「乙女ゲーム」的なゲームを売っている人たちが居たんですが、お客さんを乗せるのが取っても上手。イラストももちろんきれいなんですけど、売り子の女性のトークがなかなかステキでした。ああいうノリは私には難しいですけど、上手い売り方だなって感心してました。
おまけ・イルミネーション

国際展示場駅とビッグサイトの間の広場にこんなイルミネーションスポットが。これ、中を通れるんですよ。色も時間によって変わります。12月とは思えない暖かさに立ち止まる人も多く、私ともう一人の女性と二人でたくさん写真を撮ってきました!
ゲムマ帰りのちょっとしたプレゼントとなったのでした♬